2014/10/8  五感

昨日多治見でこれからリフォーム予定のI様宅に訪問いたしました。
Iさんとのお話は毎回楽しいのですが昨日の打ち合わせも同様、相変わらず脱線だらけでした。(笑)
打ち合わせの中で対面キッチンの要望がご主人から出てきたのですが奥様がこんな話をしてくれました。

『昔、台所の入り口に玉が垂れ下がったのれんみたいなものがありましたよね。
かつてのお母さんはあの玉が揺れる音で誰がかえってきたのか分かったそうですよ。
また音の感じで子供や主人のその日の様子も察することができたんですよね。』

興味深い話でした。
得る情報の殆どが視覚からとなってしまった昨今。
五感を研ぎすますことがめっきり無くなってしまったような気がします。
建築業界は流行で対面キッチンを当たり前のように進めてきましたが、あえて旧式の壁向きキッチンも有りだなあと痛感しました。

お客様の数だけ知識の種が増えていきます。
I様貴重なおはなしありがとう。

2014/10/7  展示場庭

11月23日のイベントに向けて今展示場の庭をしあげています。
庭の工事はもちろんedaの堀口さん。
今日は以前から豊田で製作していただいていました小屋が完成してきました。
DSC02632.jpg
有機的な建物に木の瓦。
まるでジブリ映画です。
子供たちは真っ先に中に入りご満悦。
展示場の子供たちの目玉になりそうです。

昼からは家具を製作していただいてますトコトワの小林さんが来店。
オーダーしているダイニングテーブルの打ち合わせです。
直接相手と対峙しないテーブルの製作。
小林さんは原寸大の断熱材を切り抜き何度もシュミレーションをしてくれました。
断熱材にみたてたテーブルの周りを椅子で何度も移動し調整させていただきました。
オーダーの満足感。唯一無二のテーブルがもうすぐ目の前に現れるのかと思うとテンションもあがりますね。DSC02630.JPG←小林さんが製作してくれた1/10スケールの模型。

今日はものづくりの打ち合わせ2つ。幸せで楽しい一日でした。

2014/10/1  書道

改修工事をご依頼をいただきました春日井市のI様。
I様は春日井市で病院を経営され今年の春閉院されました。
第二の人生を趣味に費やすことをことを決めていたお施主様のI先生。
ご趣味の中の一つである書道の話で以前から盛り上がっていたこともあり先週先生の夜のお勉強に同席させていただきました。

I先生の書道の先生は水谷海越先生。
水谷先生とは以前お会いしたこともあり今回で2回目。
目の前で実際書かれる姿を目の当たりにしました。
I先生は現在、中国の書家である王羲之(303〜361)の作品を練習されています。
私も高校の美術の選択は書道でしたので、当時は王羲之や顔真卿などの作品を練習していました。

水谷先生の書かれる姿をみてまずびっくりしたのは筆を寝せて書かれているところ。
また筆先を腹と背だけではく360°すべて使う書法。
今までの概念を完全に覆されました。

書の時間が終わりかえられる間際に二つ質問をさせていただきました。
一つ目は筆の操作に関しての質問に関して先生は『軍国主義が今の書道をおかしくした』とのこと。
私が習った書道は肘を張り体を使って書きなさいと…
しかし先生曰く王羲之の作品は立てた筆では実現できない箇所がたくさんあるとのこと…
王羲之の作品は何度も練習されている水谷先生。3日経っても王羲之のような筆さばきができないことがあるそうです。しかし筆の持ち方力の入れ方など工夫しながらあるときふとできる瞬間が訪れるそうです。
そのとき1600年の時を超えて王羲之と会話できるそうです。
『あなたはこんな風にして作品に臨まれたんですね…』
すごくすてきな話でした。
作者亡き時代がきても名作は時代を超えて多くの人に語りかけることができるんですね。
書道に限らず絵画、陶器、文章、演説、建築物…

もう一つの質問。
私:『先生は禅のいうところの守破離でいうとどのステージにいますか?』
水谷先生:『まだまだ守に至っていないですよ』
40年以上筆を握りながらまだ“守”のステージとおっしゃる水谷先生の姿勢に脱帽です。
生きている限り、あるいは一つのことに打ち込んでいる限り守のステージは抜けられないのかもしれません。
水谷先生の謙虚な姿勢は書の探究心のあらわれなんでしょう。

開いていた窓の外は少し肌寒く、月の下で鈴虫が鳴いていました。
秋の夜を実感しながら書を通じて芸術のすばらしさを噛み締めることができました。
きょうもありがとう。

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